K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2009/5/20

2試合連続の無失点 from Scranton

5月10日のルイスビル・バッツ戦の登板結果は、8回、5安打、無失点、2奪三振でした。

苦手だったデーゲームにも慣れてきて、自分のペースで投げることができました。初回1死後、2番打者にチェンジアップを打たれて三塁線を破られる二塁打となり、いきなりのピンチを迎えました。しかし、前日と前々日の2試合をベンチから見ていて、相手チームの打者が変化球で打ち取られていたので、自分も変化球多めで攻めていくことにしようと思い、3番打者にはスライダーでライトフライ。4番を四球で歩かせたあとに5番を三振と、初回をゼロで抑えることができました。

2回以降も変化球が有効で、チェンジアップとスライダー、ともに狙いどおりにコントロールできました。真っ直ぐでもストライクが取れましたし、球数も少なく、テンポよくアウトを積み重ねていけました。味方打線も点を取れていなかったので、1失点もしたくない状況で、8回を投げ終えて交代するまで無失点でいけてよかったです。試合は延長戦となり、11回に相手に3失点されて敗れましたが、勝ち星はつかずとも、自分としては久しぶりに思いどおりの仕事ができて、気持ちよく投げられました。

5月15日のシャーロット・ナイツ戦の登板結果は、5回2/3、5安打、無失点、6奪三振でした。

この試合はダブルヘッダーの2戦目で、2戦目は規定で7回までしか行われないため、試合前から70球をメドに交代する予定になっていました。ヒットは打たれても、連打されないことを意識し、打線を「線」ではなく「点」にして攻めていく投球を心掛けました。

前回同様、変化球の制球が良く、真っ直ぐでもカウントが稼げたので、思いどおりのピッチングができました。2ストライクに追い込んだチャンスでは三振を狙っていき、5回2/3で6三振を奪うこともできました。結果的に、2試合連続で無失点に抑えられ、防御率も3点台にまで改善できてよかったです。これ以降は、一気に防御率がよくなることはありませんが、粘り強く失点しない投球を続けていき、徐々に3点台前半、そして2点台を目指していければと思っています。