K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2014/5/12

今季3度目の千葉ロッテ戦。 from Osaka

5月7日の対千葉ロッテマリーンズ戦の登板結果は、
4回1/3、4安打、2失点、4奪三振でした。


千葉ロッテとの対戦も今季3度目となり、打者の特徴も徐々に理解できてきましたし、
前回同様、この日もゲームを作って先発の役割を果たせればという気持ちで登板しました。


今回は1番打者が俊足の荻野貴選手だったので、初回にしっかり抑えることができるかどうかが、
この試合の重要なポイントになると思っていました。
試合開始直後、まだ制球が定まらないとき、3ボールになって外角に外れた球をセーフティバントされ、
それがファウルとなったことで四球にならず、さらに次の内角真っ直ぐを打ってレフトフライに終わり、
自分にとっては助かりました。


2番の鈴木選手にはライト線へ2塁打を打たれたものの、3番の角中選手、4番の今江選手を、
ともに外野フライに打ち取り、初回をなんとか無失点で切り抜けることができました。
この初回の流れで、2回は三者凡退に抑え、3回も走者2人を出しながらも、
3番の角中選手を外角低めに決められたスライダーで空振り三振を奪い、
ここまでは踏ん張って投げることができていました。


その3回は、先頭の8番クルーズ選手の打球がマウンドで跳ね、
これはセンターへ抜けるだろうと思ったところ、
2塁手の平野選手の好フィールディングでアウトにしてもらい、野手に助けられた面もありました。


4回は、4番の今江選手にライトへの2塁打、5番のサブロー選手に四球、
6番の清田選手の犠打で1死2、3塁とピンチを迎えました。
7番の大松選手は早いカウントでのファーストゴロで凌げたのですが、
8番のクルーズ選手にはカウント2ボール2ストライクから、
高めに浮いてしまったチェンジアップを打たれて三遊間を破られ、
この日初めての失点を喫してしまいました。


1塁が空いていましたし、8番と9番、2人で1つのアウトを取れば、
ゼロに抑えられるという思惑もありました。
それなのに、2ボール2ストライクからチェンジアップで勝負に出てしまい、
チェンジアップ以外なら、例えボールになっても、
まだそこから考える余地が生まれていたはずなのに、
勝負を急ぐ必要はなかったと、自分自身悔やまれる配球でした。


この日は、コントロールしようとしても抜け球が多く、
ピッチングを組み立てるのが大変になってしまっていました。
5回、先頭打者の2番鈴木選手から三振を奪えたのですが、
3番角中選手に四球を与えたところでマウンドを降りることになりました。


ランナーを残してイニングの途中で降板することは、もちろん不本意でした。
でも、球数も95球と多めでしたし、交代も仕方ないと受けとめました。
今は、打者に対してたくさん投げ、打者の反応を感じ取っていく時期です。
ローテーションで回り続けながら、なんとか粘り強いピッチングをしていき、
夏場以降のチームにとって重要な時期に、しっかりした投球を見せてチームの勝利に貢献できるよう、
これからも調整と登板を繰り返していければと思っています。